Espressione
エスプレッシオーネ
意味
表情
解説
Con espressione(表情豊かに)などで使用。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
エスプレッシオーネ
表情
Con espressione(表情豊かに)などで使用。
Espressione はイタリア語で「表情、表現」。espressivo の名詞形で、con espressione の形で用いられます。
espressivo が形容詞、espressione がその名詞形です。楽譜では con espressione(表情をもって)という前置詞句として現れます。指示内容は espressivo と同じで、作曲者の表記の選択によるものです。楽譜では espressivo または espr. の略記が一般的で、名詞形のほうが少なくなります。
ラテン語の exprimere(押し出す)に由来します。ex(外へ)と premere(押す)から成り、内にあるものを外へ出すという構造です。英語の expression、フランス語の expression も同じ語です。
senza espressione(表情なしで)という否定形もあり、あえて無表情に演奏することを求めます。20世紀以降の作品で、感情の表出を排する目的で用いられることがあります。指示の存在は、通常なら表情を付ける箇所であることの裏返しでもあります。
共通
同じ「表情をもって」でも、直前直後の音楽の性格によって求められる表情は変わります。指示そのものより、その箇所が曲全体のどの位置にあるかを先に把握します。
ベートーヴェン 後期ピアノソナタ
espressivo(および名詞形 espressione)の指示が随所に見られる作品群です。