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Estampie

エスタンピー

形式 🌐 フランス語

意味

中世の踏舞曲

解説

器楽による最も古い舞曲形式の一つ。

Estampie(エスタンピー)は、13世紀から14世紀にかけての中世ヨーロッパの舞曲。楽譜が現存する器楽舞曲としては最も古い部類に入ります。

記録に残る最古の器楽舞曲

中世の音楽の大半は声楽であり、器楽だけの作品はほとんど記録に残っていません。エスタンピーは、その数少ない例外です。単旋律で書かれ、和声や伴奏は記されていないため、実際にどう演奏されていたかは推測に頼る部分が大きくなります。この不確かさ自体が、中世音楽の演奏における課題です。

反復と終止の構造

エスタンピーは、いくつかの部分(プンクトゥス)が連なり、各部分が2回繰り返される構造を持ちます。1回目は開いた終止(未完結)、2回目は閉じた終止(完結)で終わるのが典型で、この対が形式の骨格になっています。この構造は、のちの多くの舞曲形式に引き継がれました。

演奏のヒント

古楽器

単旋律のため、どの楽器で演奏するか、伴奏を付けるかが演奏者の判断になります。

共通

開いた終止と閉じた終止の違いを、音の切り方で示すと構造が伝わります。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

写本「ロベルツブリッジ写本」

現存する最古の鍵盤楽譜の一つで、エスタンピーが含まれます。

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