Pavane
パヴァーヌ
意味
2拍子のゆったりした舞曲
解説
行列を思わせる、静かで威厳のある歩み。
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パヴァーヌ
2拍子のゆったりした舞曲
行列を思わせる、静かで威厳のある歩み。
Pavane(パヴァーヌ)は、16世紀ヨーロッパの宮廷で踊られた、ゆったりした2拍子の舞曲。行列を思わせる、威厳のある歩みが特徴です。
パヴァーヌは、宮廷の儀式で入場や行進に用いられた舞曲です。踊りというより歩行に近く、速度は遅く、拍は明確です。この由来を知っていると、演奏で必要なのが優雅さと同時に威厳であることが分かります。軽く扱うと舞曲の性格が失われます。
当時の慣習では、ゆったりしたパヴァーヌのあとに、活発な3拍子のガリアルドが続けて演奏されました。この遅い舞曲と速い舞曲の組み合わせが、のちの組曲の原型の一つになります。両者は同じ旋律素材を共有することもあり、対比と統一が同時に成立していました。
19世紀末から20世紀にかけて、フォーレやラヴェルが古い舞曲名を借りた作品を書き、パヴァーヌは新しい文脈で復活しました。これらは実際の舞踏音楽ではなく、古い時代への憧憬を表す様式として用いられています。
共通
2拍子の1拍目に重心を置き、歩行の周期を作ります。均等に刻むと行列になりません。
ピアノ
和音を厚く、しかし重すぎないように。ペダルで威厳を作ろうとすると濁ります。
フォーレ「パヴァーヌ」
古い舞曲名を借りた近代の作品で、優雅さと憂いが同居します。
ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」
過去への憧憬を様式として表現しています。