Fort
フォール
意味
強く
解説
Forte。フランス語の発音のように、少し鼻にかかったような響きの厚みを持たせることもあります。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
フォール
強く
Forte。フランス語の発音のように、少し鼻にかかったような響きの厚みを持たせることもあります。
Fort はフランス語で「強く」。イタリア語の forte と同じラテン語 fortis(強い)に由来する同源の語です。
どちらもラテン語の fortis を語源とし、英語の force、fortify、fort(砦)も同じ語根です。イタリア語の forte が国際的な音量記号として定着したのに対して、fort はフランス語で書かれた楽譜に現れる形です。意味に違いはありません。
フランス語で指示を書く作曲家の楽譜では、doux(柔らかく)、fort(強く)、léger(軽く)といった語が現れます。ただし音量記号としては f や p といったイタリア語由来の略記が用いられるのが通例で、フランス語の語は性格の指示として添えられることが多くなります。
fort はフランス語で副詞として「非常に」の意味でも使われます。fort doux なら「非常に柔らかく」であり、この場合は音量を上げる指示ではありません。後に続く語があるかどうかで意味が変わるため、単独か修飾かを確認する必要があります。
共通
イタリア語の forte と同じ意味なので、演奏上の扱いは forte と同様に考えて差し支えありません。
クープラン クラヴサン曲集
Fort(強く)・Doux(弱く)というフランス語の強弱指示が、イタリア語の代わりに使われています。