Jig
ジグ
意味
陽気な民俗舞曲
解説
イギリスやアイルランド起源の、急速な3拍子系の踊り。素朴で活力に満ちたリズムが魅力です。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
ジグ
陽気な民俗舞曲
イギリスやアイルランド起源の、急速な3拍子系の踊り。素朴で活力に満ちたリズムが魅力です。
ジグは、アイルランドやイギリスの民俗舞曲です。拍を3つずつまとめて感じる拍子で演奏されます。
もっとも一般的なのは8分の6拍子で、8分音符3つを1拍として2拍を感じます。これをダブル・ジグと呼びます。ほかに8分の9拍子で3拍を感じるスリップ・ジグ、8分の12拍子のシングル・ジグなどの区分があり、呼び方は地域や伝承によって一定しません。共通するのは、拍が3つずつに割れる複合拍子であることです。
バロックの組曲の最後に置かれるジーグ(gigue、giga)は、この舞曲と関係する曲種です。バッハやヘンデルの組曲に含まれるジーグも、複合拍子で急速に進みます。民俗舞曲が宮廷の様式化された舞曲へ取り込まれた例として扱われます。
拍が3つに割れるため、8分音符を6つ均等に数えると本来の感じ方から外れます。長い2拍として捉え、各拍の中で3つが流れるという感覚が必要です。また、民俗音楽としての演奏では、装飾音の付け方や拍内のわずかな偏りが様式を作ります。均等に整えると、舞曲としての弾みが失われます。
鍵盤楽器
複合拍子の速い動きでは、8分音符を1つずつ数えるより、1拍を大きな単位として捉え、その中で3つの音が流れるという感覚を持つと、舞曲らしい弾みが出ます。
バッハ「フランス組曲第5番」BWV816 終曲ジーグ
16分の12拍子で書かれた3声のフーガになっており、主題がソプラノ・アルト・バスの順に現れる、舞曲と対位法が結びついた例として知られます。