Madrigalism
マドリガリズム
意味
歌詞の内容を音で描写すること
解説
「天に昇る」で旋律が上がり、「ため息」で音が切れるなど、音楽で言葉を絵画的に表現する技法です。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
マドリガリズム
歌詞の内容を音で描写すること
「天に昇る」で旋律が上がり、「ため息」で音が切れるなど、音楽で言葉を絵画的に表現する技法です。
Madrigalism(マドリガリズム)は、歌詞の内容を音そのもので描写する技法を指す英語で、ルネサンス期のマドリガーレ(多声世俗歌曲)で特に発達した。
「天に昇る」という歌詞で旋律を上行させる、「ため息」という歌詞で音を短く区切る、「死」という歌詞で不協和音を用いるなど、歌詞の意味そのものを聴覚的なイメージに翻訳する手法を指す。ルネサンス期のマドリガーレ作曲家たちがこの技法を洗練させ、後の時代の作曲家にも影響を与えた。
合唱
歌詞が示す動きや人数を音そのもので描く箇所では、指示された音型(上行・下行、声部の数の増減)を控えめに歌わず、聴き手がその情景をはっきり思い浮かべられるくらい大胆に描き分けます。
ウィールクス「ウェスタ女神がラトモス山を下る頃」(1601年)
「下る(descending)」の歌詞に下降する音型、「上る(ascending)」に上行する音型を当て、侍女たちが「2人、3人」と連れ立って去る場面では実際に歌う声部の数を2声から3声、6声へと増やすなど、歌詞の内容を音そのもので描くマドリガリズムの技法を集中的に用いた代表作です。