Multiphonics
マルチフォニックス(多重音)
意味
単音楽器で和音を出す
解説
特殊な運指と息の制御により、一つの管楽器から同時に複数の音(和音)を響かせます。
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マルチフォニックス(多重音)
単音楽器で和音を出す
特殊な運指と息の制御により、一つの管楽器から同時に複数の音(和音)を響かせます。
マルチフォニックスは、単音しか出せないはずの管楽器から同時に複数の音を鳴らす技法です。
管楽器は通常、一つの倍音列の中から一つの音を選び出して鳴らします。特殊な運指と息・唇の制御によって、複数の倍音を同時に不安定な状態で成立させると、いくつかの音が重なって聞こえます。協和した和音になることは少なく、多くの場合はうなりを含んだ複雑な響きになります。
どの運指でどの組み合わせが出るかは、楽器の個体、マウスピース、リードによって変わります。同じ運指でも奏者によって結果が違うため、作曲者は運指を指定し、出る音を近似的に記譜することが一般的です。実際の演奏では、奏者と作曲者が実験して決める場合もあります。
サクソフォン、クラリネット、フルート、オーボエ、金管楽器で用いられます。フルートでは、通常の運指の一部を変えることで比較的容易に出る組み合わせがあります。
楽器を吹きながら同時に声を出すことでも複数の音が鳴りますが、これは別の技法です。マルチフォニックスは楽器の管の中で複数の振動を成立させるものです。