Parlante
パルランテ
意味
語るように、話すように
解説
言葉の抑揚を音楽に。旋律を滑らかに繋ぐよりも、一つ一つの音節をはっきりと発音するように演奏します。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
パルランテ
語るように、話すように
言葉の抑揚を音楽に。旋律を滑らかに繋ぐよりも、一つ一つの音節をはっきりと発音するように演奏します。
Parlante は「語るように」。parlare(話す)の現在分詞で、旋律を歌としてではなく言葉として扱うことを求めます。
歌では音の長さと高さが旋律線を作り、それ自体が形を持ちます。語りでは、言葉の意味に応じて強弱と間が変わり、拍は均等になりません。この指示は後者を求めます。したがって、拍を正確に刻むより、重要な音に重みを置き、句の区切りで間を取る扱いになります。cantabile とは反対方向の指示です。
オペラでは、旋律的に歌うのではなく言葉を明瞭に伝える歌い方を指します。レチタティーヴォほど自由ではなく、拍節の枠は保ちながら、言葉の運びを優先する中間的な様式です。parlando という現在分詞形も同じ意味で使われます。
器楽曲にこの指示がある場合、その旋律を言葉として扱うことが示唆されています。各音を音節のように独立させ、フレーズを文として区切ります。レガートでつなぐより、articolato に近い扱いになります。
声楽
歌詞をまず普通の話し言葉として朗読してみて、そのときの強弱やアクセントの位置を確認します。その通りに音を乗せると、parlante の性格が自然に出ます。
ヴェルディの中期以降のオペラ
《マクベス》以降、旋律を担うオーケストラに対し声部が語るように動く parlante の書法を発展させたことで知られます。