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音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

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Phrasing

フレージング

奏法 🌐 英語

意味

旋律の繋ぎ方、区切り方

解説

言葉を話すように、音楽を一息(フレーズ)でまとめ、適切な抑揚を付ける表現技術です。

フレージングは、旋律をどこで区切り、どこをひとまとまりとして扱うかという判断です。楽譜に書かれていない部分が多く残る領域です。

アーティキュレーションとの違い

アーティキュレーションは一音一音の切り方やつなぎ方を扱います。フレージングはより大きな単位で、いくつかの音をまとめて一つの句とし、その句のどこに向かってどこから収まるかを扱います。言葉に例えれば、アーティキュレーションが発音、フレージングが文の区切りと抑揚にあたります。

楽譜のスラーは必ずしもフレーズではない

弦楽器の楽譜のスラーは、しばしば弓の使い方(一弓で弾く範囲)を示しています。管楽器では舌を使わない範囲を示します。これらは奏法上の区切りであり、音楽的なフレーズの区切りとは一致しないことがあります。フレーズの区切りを見つけるには、和声がどこで一区切りつくか、旋律の形がどこで反復や変化を見せるかを見ることになります。

小節線との関係

小節線は拍の重心を示す線で、フレーズの区切りではありません。多くの曲でフレーズは小節線をまたいで始まり、小節の途中で終わります。小節ごとに区切って弾くと、音楽が細かく分断されます。フレーズがどこから始まってどこへ向かうかを先に決めれば、小節線は通過点になります。

判断の手がかり

フレーズの終わりは、和声が一区切りつく場所(終止)と重なることが多くあります。旋律が下降して落ち着く、音価が長くなる、同じ形が新たに始まる、といった箇所も手がかりです。歌詞のある曲なら、言葉の区切りがそのまま答えになります。器楽曲でも、旋律を声で歌ってみるとどこで息を取りたくなるかが分かり、それがフレーズの区切りと一致することが多くあります。

演奏のヒント

共通

歌詞の無い器楽曲でも、旋律に架空の歌詞や言葉を当てはめてみると、どこで息を継ぎ、どこをひとまとまりにするかが決めやすくなります。

管楽器・弦楽器

実際の呼吸や弓の返しの位置が、そのままフレーズの区切りの候補になります。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

バッハ 無伴奏チェロ組曲

スラーの指示が少なく、演奏者自身がフレージングを判断する余地が大きい代表例です。

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