Sostenuto
ソステヌート
意味
音の響きを十分に保持して
解説
音の緊張感を緩めず、豊かに響かせ続けます。ピアノでは「ソステヌートペダル」を使うことで、特定の音だけを共鳴させることが可能です。
1000語以上の音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
ソステヌート
音の響きを十分に保持して
音の緊張感を緩めず、豊かに響かせ続けます。ピアノでは「ソステヌートペダル」を使うことで、特定の音だけを共鳴させることが可能です。
Sostenuto は sostenere(支える)の過去分詞で、「支えられた」。音を保ち続けることを求める指示で、しばしばテンポをやや抑える意味も含みます。
sostenuto は tenuto に似ていますが、対象が広い点が異なります。tenuto が個々の音の長さを指すのに対し、sostenuto は区間全体の性格を指します。その区間では、音が途切れず、常に支えられている状態が求められます。減衰する楽器では、次の音を減衰後の音量に合わせて入れることで、支えが続いているように聞こえます。
Andante sostenuto や Adagio sostenuto のように速度用語に添えられる場合、多くはやや遅めに解釈されます。音を十分に保つには時間が必要だからです。ただし、sostenuto は「遅くせよ」という指示ではありません。テンポを落とさずに保てるなら、そのほうが音楽は停滞しません。まず保つことを優先し、その結果として必要なら速度を調整します。
ピアノ
減衰を計算に入れ、次の音の音量を合わせます。中央ペダル(ソステヌート)は特定の音だけを保つ装置です。
弦楽器
弓を最後まで使い切り、返しで音量が落ちないようにします。圧は一定に保ちます。
管楽器
息の支えを音の終わりまで保ちます。フレーズ末で息を抜くと、支えが切れて聞こえます。
ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」第1楽章
Adagio sostenuto。支え続けることが楽章全体の課題です。
ラフマニノフ 前奏曲 嬰ハ短調
重い和音を保ち続ける支えが、曲の厚みを作ります。