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sost.

Sostenuto

ソステヌート

奏法 🌐 イタリア語

意味

音の響きを十分に保持して

解説

音の緊張感を緩めず、豊かに響かせ続けます。ピアノでは「ソステヌートペダル」を使うことで、特定の音だけを共鳴させることが可能です。

Sostenuto は sostenere(支える)の過去分詞で、「支えられた」。音を保ち続けることを求める指示で、しばしばテンポをやや抑える意味も含みます。

保つことと支えること

sostenuto は tenuto に似ていますが、対象が広い点が異なります。tenuto が個々の音の長さを指すのに対し、sostenuto は区間全体の性格を指します。その区間では、音が途切れず、常に支えられている状態が求められます。減衰する楽器では、次の音を減衰後の音量に合わせて入れることで、支えが続いているように聞こえます。

テンポへの影響

Andante sostenuto や Adagio sostenuto のように速度用語に添えられる場合、多くはやや遅めに解釈されます。音を十分に保つには時間が必要だからです。ただし、sostenuto は「遅くせよ」という指示ではありません。テンポを落とさずに保てるなら、そのほうが音楽は停滞しません。まず保つことを優先し、その結果として必要なら速度を調整します。

演奏のヒント

ピアノ

減衰を計算に入れ、次の音の音量を合わせます。中央ペダル(ソステヌート)は特定の音だけを保つ装置です。

弦楽器

弓を最後まで使い切り、返しで音量が落ちないようにします。圧は一定に保ちます。

管楽器

息の支えを音の終わりまで保ちます。フレーズ末で息を抜くと、支えが切れて聞こえます。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」第1楽章

Adagio sostenuto。支え続けることが楽章全体の課題です。

ラフマニノフ 前奏曲 嬰ハ短調

重い和音を保ち続ける支えが、曲の厚みを作ります。

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