Spiccato
スピッカート
意味
弓を跳ねさせて弾く
解説
明るく、粒のそろった音。
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スピッカート
弓を跳ねさせて弾く
明るく、粒のそろった音。
Spiccato は spiccare(際立たせる、切り離す)から来た語で、弓を弦から弾ませて演奏する弦楽器固有の奏法です。
spiccato は腕で弓を持ち上げて落とす奏法ではありません。弓の自然な弾力を利用し、適切な位置と速度で動かすことで、弓が勝手に跳ねる状態を作ります。意識的に上下させると、音が硬くなり、速い箇所では追いつかなくなります。弓のどの位置を使うかが最も重要で、一般に中央よりやや下(手元寄り)が跳ねやすくなります。
遅い spiccato では弓の毛が弦から離れる時間が長くなるため、弓の下側を使います。速くなるほど跳ねる幅は小さくなり、使用位置も中央寄りへ移動します。同じ曲の中でテンポが変われば、使う位置も変える必要があります。うまく跳ねないときは、まず弓の位置を疑ってください。
弦楽器
手首と指の柔軟さが要です。腕を固めると弓の弾力が殺され、跳ねなくなります。
コントラバス
弓が重いため跳ねにくく、実際には短いデタシェで代用することもあります。
ピアノ
該当しませんが、spiccato 的な軽さを求められる場合は、手首を使った浅く速い打鍵が近い効果を生みます。
メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」スケルツォ
軽快な spiccato が妖精の動きを描きます。
ロッシーニ「ウィリアム・テル」序曲 終曲
速い spiccato の連続で疾走感が作られます。