Acciaccato
アッチャカート
意味
砕かれた、激しく打たれた
解説
鋭いアタックの連続。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
アッチャカート
砕かれた、激しく打たれた
鋭いアタックの連続。
Acciaccato は「砕かれた、押しつぶされた」。acciaccare(押しつぶす)の過去分詞で、鋭く激しい打ち方を指します。
装飾音のアッチャカトゥーラ(acciaccatura)と同じ動詞から派生した語です。アッチャカトゥーラが、主要音のすぐ下(または上)の音を瞬間的に添えてすぐ離す装飾であるのに対して、acciaccato は演奏の質を指す語です。どちらも「押しつぶす」という動作の含みを共有しています。
押しつぶすような鋭いアタックの連続です。丸く整えた音ではなく、角のある打ち方が求められます。ただし音程やリズムが崩れると、鋭さではなく粗さになります。打鍵や弓の速度を上げて立ち上がりを鋭くしつつ、制御は保つことが要点です。
チェンバロ・ピアノ
アッチャカトゥーラの装飾音は、和音の構成音と同時に押さえてすぐ離すため、押しつぶす音と保つ音の両方を同じ指の動きの中でわずかに時間差をつけて処理する感覚をつかむ必要があります。
D.スカルラッティ「鍵盤ソナタ」ニ短調 K.141
この技法を多用したことで知られるスカルラッティのソナタの一例です。第4小節では、嬰ハの音とト音がそれぞれ解決先のニ音・イ音と同時に鳴らされてすぐ離される、アッチャカトゥーラの典型的な使用例が見られます。