Accompagnato
アッコンパニャート
意味
伴奏を伴う
解説
Recitativo accompagnatoのように、オーケストラの伴奏を伴う劇的な叙唱部分を指します。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
アッコンパニャート
伴奏を伴う
Recitativo accompagnatoのように、オーケストラの伴奏を伴う劇的な叙唱部分を指します。
Accompagnato は「伴奏を伴って」。オペラやオラトリオで、管弦楽の伴奏が付いたレチタティーヴォを指します。
レチタティーヴォには2つの形があります。recitativo secco は通奏低音(チェンバロとチェロなど)だけの簡素な伴奏で、言葉の運びに任せて自由に進みます。recitativo accompagnato は管弦楽が伴奏し、和音が変わるタイミングや間の取り方が書き込まれます。stromentato(楽器を伴った)という語も同じ意味で使われます。
管弦楽が付くことで、和声の色や音量の変化を使えるようになります。そのため、物語の展開が大きく動く箇所や、登場人物の感情が高まる箇所でこの形が選ばれます。secco が情報を伝える部分を担い、accompagnato が劇的な場面を担うという使い分けになります。
伴奏が付くため、secco ほど自由には進められません。ただしアリアのように拍が一定に流れるわけでもなく、言葉の運びに応じて伸縮します。指揮者と歌手のあいだで、どこで待ちどこで進むかを共有しておく必要があります。
声楽(テノール、バス)
管弦楽が伴う劇的な場面では、通奏低音だけの簡素な伴奏のときのように言葉のリズムだけで自由に進めるのではなく、和声が変わる瞬間をオーケストラと共有し、その一致で場面の緊張を作ります。
モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」第2幕 騎士長の像の場面
この作品で初めてトロンボーンが登場する箇所で、当時の慣習に従い地獄や亡霊を暗示する響きとして使われています。石像の騎士長が2分音符でゆったりと歌うのに対し、ドン・ジョヴァンニとレポレッロは8分音符でせわしなく歌い、リズムの対比が場面の緊張を際立たせています。