Alberti bass
アルベルティ・バス
意味
分散和音による伴奏
解説
クラシック期のピアノ曲(モーツァルト等)で多用される「ドソミソ」のような伴奏形。軽やかなリズムを作ります。
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アルベルティ・バス
分散和音による伴奏
クラシック期のピアノ曲(モーツァルト等)で多用される「ドソミソ」のような伴奏形。軽やかなリズムを作ります。
アルベルティ・バスは、和音を「低・高・中・高」の順に分散させて繰り返す伴奏形です。ハ長調の主和音なら、ド・ソ・ミ・ソという並びになります。
三和音の3つの音を使い、最低音を1番目、最高音を2番目と4番目、中間の音を3番目に置きます。単純に低い音から順に鳴らすのではなく、高い音を2度使って上下に往復させるのが特徴です。この往復によって、和音を保ちながらリズムが生まれます。
モーツァルトやハイドンの鍵盤曲の左手に頻繁に現れます。当時の鍵盤楽器は音を長く保つ力が弱く、和音を押さえたままでは響きが途切れました。分散させて繰り返すことで、和音を鳴らし続けながら軽やかなリズムを保てます。楽器の制約から生まれた書法です。
この伴奏形は、そのまま弾くと機械的な繰り返しになります。目立たせるべきは1番目の最低音で、これが和声の土台と拍を示します。2番目以降は軽く扱い、全体を一つの和音として響かせます。手首を固めて指だけで打つと硬くなるため、手全体をゆるやかに動かして支えるのが基本です。右手の旋律を邪魔しない音量に収めることが、この伴奏の役目です。
イタリアの作曲家ドメニコ・アルベルティの名に由来する呼称です。ただし、この伴奏形を最初に用いた人物であるという意味ではなく、後世に付けられた名称です。