Allegretto
アレグレット
意味
やや速く、軽やかに
解説
Allegroほどの激しさはないものの、弾むような楽しさと明るさを持った速度です。
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アレグレット
やや速く、軽やかに
Allegroほどの激しさはないものの、弾むような楽しさと明るさを持った速度です。
Allegretto は Allegro に「小さい」を意味する縮小辞が付いた形。「やや速く」と訳されますが、実際の違いは速度より性格にあります。
イタリア語の -etto は「小さな、かわいらしい」を意味する縮小辞です。したがって allegretto は「小さな allegro」、つまり allegro の陽気さを少し控えめにした状態を指します。速度としては allegro よりやや遅い程度ですが、より重要なのは、勢いに任せず軽やかさを保つという性格の違いです。
allegretto を軽く聞かせようとして音量を下げると、単に弱い演奏になります。軽さを作るのは発音です。音の始まりを短く、終わりを引きずらないようにすると、同じ音量でも軽くなります。とくに拍の裏の音を長く残さないことが、軽快さを保つ鍵になります。
ピアノ
伴奏の和音を短く切ります。踏みっぱなしのペダルは、allegretto の軽さを最も損ないます。
弦楽器
弓を短く、圧を軽く。弓の中央付近で細かく動かすと軽快さが出ます。
管楽器
タンギングは軽く。息の量を増やすと途端に allegro のような勢いが出てしまいます。
ベートーヴェン 交響曲第7番 第2楽章
Allegretto。速すぎず、しかし歩みを止めない扱いが、この楽章の性格を決めます。
ブラームス 交響曲第3番 第3楽章
Poco allegretto。抑制された軽さの中に憂いが同居します。