🎵 おんがく手帳

1000語以上の音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

← 辞典にもどる

Artificial harmonics

人工ハーモニクス

奏法 🌐 英語

意味

押弦と接触を併用する倍音

解説

一本の指で弦を押さえ、別の指で軽く触れて倍音を出します。複雑な旋律も倍音で奏でられます。

人工ハーモニクスは、弦楽器で一本の指で弦を押さえて音の高さを決め、別の指で軽く触れて倍音を出す奏法です。

自然ハーモニクスとの違い

自然ハーモニクスは、開放弦の特定の位置に指を軽く触れて出します。この場合、出せる音は開放弦の倍音列に限られます。人工ハーモニクスでは、まず1本の指(多くは1の指)でしっかり押さえて弦の長さを短くし、そこを新しい開放弦とみなします。その上で別の指(多くは4の指)を4度上の位置に軽く触れると、押さえた音の2オクターブ上が出ます。押さえる位置を動かせるため、任意の音で倍音を出せます。

記譜

押さえる音を通常の音符で、触れる位置をひし形の音符頭で示します。実際に鳴る音は書かれておらず、演奏者が計算します。作曲者が実音を小さく併記することもあります。4度の間隔が最も一般的ですが、5度や長3度の位置に触れる書き方もあり、それぞれ別の倍音が出ます。

演奏上の要点

押さえる指の力と触れる指の力を同時に別々に制御する必要があります。触れる指が強すぎると通常の音になり、弱すぎると鳴りません。また、二つの指の間隔を正確に保ったまま位置を移動させるため、高い音域では間隔が狭くなり難度が上がります。弓は速く軽く動かすと倍音が出やすくなります。

混同しやすい用語

❤️ 関連する奏法用語

← 辞書のトップへ戻る