Bourdon
ブルドン
意味
ドローン、持続音
解説
古い時代のフランス音楽や、素朴なダンス曲で見られるドローンの指示です。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
ブルドン
ドローン、持続音
古い時代のフランス音楽や、素朴なダンス曲で見られるドローンの指示です。
ブルドンは持続する低音(ドローン)を指す語です。楽器の名称やオルガンのストップ名としても用いられます。
和声が変わっても動かない低音を指します。バグパイプには旋律を吹く管とは別に、持続音を鳴らす管があり、これがブルドン(ドローン)にあたります。ハーディ・ガーディにも同様の弦があります。素朴な舞曲や民俗音楽で、この持続音の上に旋律が乗る形が広く見られます。
低音が動かないため、その上の旋律が作る和声は限定されます。多くの場合、持続音を主音とする旋法的な進行になります。機能和声のように和音が進行して解決するという構造とは別の原理で音楽が組み立てられることになります。
オルガンでは、低音域を担う閉管のストップ名として Bourdon が用いられます。柔らかく厚みのある音色を持ちます。持続音という意味の用法とは別の使い方であり、文脈で判断します。
フランス語の bourdon は、ハチが低く唸る音を指す語でもあります。低く持続する音という共通の像から、この語が持続音を指すようになったと説明されます。
鍵盤楽器
持続する低音を表すには、その音を弾いたら鍵盤を押さえたまま(あるいはペダルで)保ち続け、上声部の和声が変わってもその低音を動かさないことが要点です。
バッハ「イギリス組曲第3番」ガヴォットII「あるいはミュゼット」
フランスのバグパイプ(ミュゼット)を模した曲で、低音がソの音の持続(ドローン)に固定されたまま上声部の旋律が動く構造を持ちます。