Cluster
クラスター(トーン・クラスター)
意味
隣り合う音を一斉に鳴らす和音
解説
拳や腕全体で鍵盤を叩くなどして、密度の高い「音の塊」を作ります。強烈な衝撃を与えます。
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クラスター(トーン・クラスター)
隣り合う音を一斉に鳴らす和音
拳や腕全体で鍵盤を叩くなどして、密度の高い「音の塊」を作ります。強烈な衝撃を与えます。
クラスターは、隣り合う音を同時に鳴らして密集した音の塊を作る和音です。
通常の和音は3度や5度の間隔で音を積み、それぞれの音が識別できます。クラスターでは半音または全音の間隔で音を詰めるため、個々の音が識別されず、全体が一つの塊として聞こえます。したがってこれは和声的な機能を持たず、音域と密度を持つ音響として機能します。
ピアノでは、指では届かない数の音を鳴らすため、拳、手のひら、腕全体を使うことがあります。楽譜では、鳴らす範囲の上端と下端を示し、そのあいだを塗りつぶした帯として記されることが多くあります。白鍵のみ、黒鍵のみ、両方といった指定が付されることもあります。管弦楽では、各奏者に隣接する音を割り振ることで作られます。
ヘンリー・カウエルは20世紀前半にピアノでこの手法を用いた作品を書き、理論的な説明も残しています。その後、多くの作曲家が管弦楽やピアノでこの音響を用いました。
塊としての質が目的なので、どの音が含まれるかより、範囲と密度と発音の仕方が重要になります。腕で鍵盤を押す場合、力を入れる位置と速度で音の質が変わります。乱暴に叩くのではなく、意図した範囲を意図した強さで鳴らす制御が必要です。