Computer music
コンピュータ・音楽
意味
電子計算機を用いた音楽制作・演奏
解説
アルゴリズム作曲や、リアルタイムの音響処理。人間の手を超えた精緻な音響空間を構築します。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
コンピュータ・音楽
電子計算機を用いた音楽制作・演奏
アルゴリズム作曲や、リアルタイムの音響処理。人間の手を超えた精緻な音響空間を構築します。
コンピュータ音楽は、計算機を用いて音を合成し、あるいは作曲の過程を計算に委ねる音楽を指します。
計算機の使い方は大きく2つに分かれます。ひとつは音そのものを生成する用途で、波形を計算して音響を作ります。もうひとつは作曲の過程に用いる用途で、規則を設定して音の並びを算出させます(アルゴリズム作曲)。前者は音響合成、後者は構成の自動化であり、目的が異なります。
初期には、計算に時間がかかるため音を作ってから再生するしかありませんでした。計算機の性能が上がると、演奏中に入力された音を即座に加工することが可能になりました。これによって、奏者と計算機が相互に反応する演奏形態が成立しています。
音響が計算によって生成される場合、従来の意味での楽譜が存在しないことがあります。作品はプログラムとデータとして記録され、その再現には対応する環境が必要になります。使用された機器やソフトウェアが利用できなくなると上演が困難になるため、作品の保存が課題として論じられています。
独奏楽器(電子処理を伴う)
演奏した音がリアルタイムで加工されて別の位置から返ってくる作品では、加工後の音を聞いてから次の音を出すタイミングを調整する必要があり、通常より一拍遅れて反応する感覚を持つと合わせやすくなります。
ブーレーズ「レポン」(1981年)
IRCAMが開発した4Xという計算機システムを世界で初めて用いた作品で、独奏楽器群の音をリアルタイムで加工し、空間内を移動させる形で客席を取り囲んで演奏されます。