Con sordino
コン・ソルディーノ
意味
弱音器をつけて
解説
Muteと同義。内省的でデリケートな場面、あるいは特殊な音響効果を狙う際に現れます。
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コン・ソルディーノ
弱音器をつけて
Muteと同義。内省的でデリケートな場面、あるいは特殊な音響効果を狙う際に現れます。
Con sordino は「弱音器を付けて」。sordo(鈍い、聞こえにくい)が語源で、音量を下げるだけでなく音色そのものを変える装置です。
弱音器(ミュート)を付けると音量は下がりますが、それ以上に大きく変わるのは音色です。高い倍音が抑えられ、こもった、あるいは遠くから聞こえるような響きになります。したがって con sordino は、静かにしたいときではなく、その独特の音色がほしいときに指定されます。f で con sordino という指定もあり、その場合は音量ではなく音質だけが目的です。
弱音器の着脱には数秒かかります。楽譜上でどこに時間があるかを事前に確認し、間に合わない場合は指揮者や仲間と相談して対応を決めます。合奏では全員のタイミングをそろえることも必要です。金管楽器では複数種類のミュートを使い分けることがあり、持ち替えの管理も演奏準備の一部になります。
弦楽器
駒に装着します。付けた直後は音程感が変わって感じられるため、耳を切り替える必要があります。
金管楽器
ストレート、カップ、ハーモンなど種類ごとに音色が大きく異なります。指定がある場合は必ず従います。
ピアノ
左ペダル(ソフトペダル)が近い働きをします。音量というより音色の変化として使うのが本来の用法です。
マーラー 交響曲第5番 第4楽章「アダージェット」
弦の音色そのものが楽章の性格を決めています。
ラヴェル「ボレロ」
金管のミュートが、同じ旋律の音色を変化させる手段として使われます。