Didgeridoo
ディジュリドゥ
意味
オーストラリアの民族楽器
解説
蟻が食い抜いたユーカリの木で作る。循環呼吸を使い、倍音豊かな独特のドローン音を出し続けます。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
ディジュリドゥ
オーストラリアの民族楽器
蟻が食い抜いたユーカリの木で作る。循環呼吸を使い、倍音豊かな独特のドローン音を出し続けます。
ディジュリドゥは、オーストラリアの先住民(アボリジナル)の管楽器です。1本の管で、持続する低音を鳴らし続けます。
シロアリに内部を食われて空洞になったユーカリの幹を用います。人工的に穴を開けるのではなく、自然にできた空洞を使うため、内径が不規則で、それが音色に影響します。マウスピースを持たないものと、蜜蝋で吹き口を整えたものがあります。
鼻から息を吸いながら、口の中に溜めた空気を頬の筋肉で押し出すことで、音を切らずに吹き続けられます。この技法を循環呼吸と呼びます。ディジュリドゥの演奏では基本となる技術で、これによって切れ目のない持続音(ドローン)が生まれます。他の管楽器でも用いられる技法です。
運指がないため、音の高さは基本的に1つです。表情は、唇の締め方を変えて倍音を出す、声を同時に出す、舌や喉の形を変えて倍音の構成を変える、といった方法で作ります。持続音の中で音色が変化していくのがこの楽器の表現です。
ディジュリドゥ
循環呼吸は、頬に空気を溜めた状態を保ちながら同時に鼻から吸うという、通常の呼吸とは逆の動作を組み合わせる必要があります。まず頬だけで空気を押し出す練習をしてから、吸う動作を重ねると習得しやすくなります。
ピーター・スカルソープ「アース・クライ(大地の叫び)」(1986年)
オーケストラのための作品に、後からディジュリドゥのパートが加えられました。急速で儀式的な部分を、より緩やかな祈りのような音楽が前後から挟む4部構成で、この楽器がオーケストラ作品に組み込まれた例として知られます。