Diminished chord
げんさんわおん
意味
減三和音
解説
短3度を2つ積み重ねた和音で、外側の音程が減5度になります。宙に浮いたような不安定な響きを持ち、単独では落ち着きません。緊張を高める場面や、転調の橋渡しとして使われます。減七の和音はさらに不安定で、どの調へも進める便利な和音です。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
げんさんわおん
減三和音
短3度を2つ積み重ねた和音で、外側の音程が減5度になります。宙に浮いたような不安定な響きを持ち、単独では落ち着きません。緊張を高める場面や、転調の橋渡しとして使われます。減七の和音はさらに不安定で、どの調へも進める便利な和音です。
減三和音は、短3度を2つ積み重ねた和音です。外側の音程が減5度になるため、宙に浮いたような不安定な響きを持ちます。
ハ長調でシを根音にすればシ・レ・ファです。シとレが短3度、レとファも短3度、そして外側のシとファが減5度になります。減5度は三全音であり、この音程が和音全体の不安定さの源です。長三和音や短三和音が完全5度の枠を持つのに対して、この和音は枠が半音狭められています。
長音階の第7音を根音とする和音がこれにあたります。導音を含むため主和音へ向かう性質を持ち、属和音の代わりとして使えます。短調では第2音を根音とする和音も減三和音になります。
減三和音にさらに短3度を積むと減七の和音になります。短3度が3つ等間隔に積み重なった形で、外側は減7度です。等間隔であるため転回しても同じ響きの構造が保たれ、どの音を根音と見なすこともできます。この性質から、複数の調へ解決できる便利な和音として、転調の橋渡しに使われます。
この和音は解決を前提として書かれています。そこで音量を落としたりテンポを緩めたりすると、行き先を失って響きだけが濁ります。緊張を保ったまま次の和音へ渡すのが基本です。
声楽・合唱
導音を含む和音であるため、その音を次の和音の音へ向かう途中として扱い、そこで止まらずに解決の方向へ運ぶ意識を持つと、緊張が生きたまま次へつながります。
バッハの371のコラール(4声体)
導音を含む減三和音が属和音の代わりとして使われる、和声学の標準的な教材です。