Dodecaphony
12音音楽
意味
12音技法と同義
解説
12個の半音を同じ重みで扱う、伝統的な「美」の概念を根底から覆した20世紀の大発明です。
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12音音楽
12音技法と同義
12個の半音を同じ重みで扱う、伝統的な「美」の概念を根底から覆した20世紀の大発明です。
12音技法は、1オクターブの12の半音すべてを対等に扱い、決まった順序(音列)に基づいて作曲する方法です。
12の音を任意の順序に並べた音列を作り、それを作品の素材とします。原則として、音列のすべての音が現れるまで同じ音を繰り返しません。これによって特定の音が中心になることを避け、調の感覚が生じないようにします。音列は、逆行(逆から読む)、反転(音程の方向を反転させる)、逆行反転という3つの操作と、12の移高によって変形されます。
シェーンベルクが1920年代前半にこの方法を用いた作品を発表しています。無調の状態で作曲を続けるうちに、まとまりを作る原理が必要になったことが背景にあると説明されます。無調そのものは12音技法より先に現れており、この技法は無調を組織化する手段として考案されました。
ヨーゼフ・マティアス・ハウアーも、12音を体系的に扱う独自の方法を考案しており、シェーンベルクとの優先権をめぐるやりとりが記録されています。12音を対等に扱うという発想が、複数の人によって並行して探られていたことになります。
ドイツ語では Zwölftontechnik、英語では twelve-tone technique、また serialism(セリー主義)という語も使われます。ただし serialism は、音高だけでなく音価や音量にも同様の操作を及ぼす後の展開(トータル・セリエリズム)を含む広い語です。