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音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

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Empfindsamer Stil

多感様式

表情 🌐 ドイツ語

意味

繊細な感情表現

解説

C.P.E.バッハなどが確立。一音一音に込められた、移ろいやすく繊細な感情の動きを大切にします。

Empfindsamer Stil(多感様式)はドイツ語で「感じやすい様式」を意味し、C.P.E.バッハらが確立した、18世紀半ばの北ドイツを中心とする様式。

一瞬ごとの感情の揺れを描く

同時代のギャラント様式が優美で均整の取れた表現を志向したのに対し、多感様式は突然の休止や予期しない和声の変化、細かい強弱の揺れを用いて、瞬間ごとに移ろう繊細な心の動きを描き出そうとした。C.P.E.バッハの独奏用ファンタジアや幻想曲的な楽章に、この様式の特徴が顕著に表れる。

演奏のヒント

鍵盤楽器(ファンタジア)

拍子記号や小節線に縛られない自由な幻想曲様の楽章では、次に何が来るかを聴き手に予感させないよう、和声が急に変わる瞬間ほど間をためて、驚きをそのまま音にする扱いが求められます。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

C.P.E.バッハ「幻想曲」嬰ヘ短調 Wq.67(1787年)

「C.P.E.バッハの感情(Bachs Empfindungen)」という副題を持つ、拍子に縛られない自由な鍵盤幻想曲です。瞬間ごとに移ろう心の動きを描くという多感様式の性格を、作曲者自身が題名に込めた例として知られます。

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