Fagotto
ファゴット
意味
ファゴット(バスーン)
解説
とぼけた表情から深い絶望までを表現する低音楽器。
1000語以上の音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
ファゴット
ファゴット(バスーン)
とぼけた表情から深い絶望までを表現する低音楽器。
Fagotto(ファゴット、バスーン)は、二枚重ねのリードを持つ低音の木管楽器。木管群の低音を支えつつ、独奏では独特の表情も持ちます。
ファゴットは木管セクションの低音を担当し、和声の土台を作ります。同時に、独奏では哀愁のある音色から滑稽な表情まで幅広く扱える楽器でもあります。この二面性のため、楽譜を読むときは、いま支える側なのか歌う側なのかの判断が重要になります。
実際の管長は2.5メートルほどあり、それを折り返してこの大きさに収めています。この構造のため運指が複雑で、同じ音を出す運指が複数ある場合もあります。速いパッセージでは、どの運指を選ぶかが演奏可能かどうかを左右します。
基本はヘ音記号ですが、高音域ではハ音記号(テノール記号)が用いられます。チェロと同様、記号の切り替わりを見落とさないことが読譜の前提になります。
ファゴット
リードの状態が音色と音程を大きく左右します。調整が演奏準備の一部になります。
合奏
チェロやコントラバスと同じ動きをする場面では、発音のタイミングを揃えます。
ストラヴィンスキー「春の祭典」冒頭
極端な高音域による独奏が、緊張した音色を作ります。
デュカス「魔法使いの弟子」
ファゴットの主題が、滑稽さと不気味さを同時に表現します。