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Fantasie

ファンタジー

形式 🌐 ドイツ語

意味

幻想曲

解説

形式に縛られない自由な曲。

Fantasie(幻想曲)は、定型に縛られない自由な形式の楽曲。ラテン語 phantasia(想像、幻想)に由来し、着想の自由さそのものが形式になっています。

「形式がない」という形式

ソナタ形式やロンド形式のような定型を持たず、楽想の展開が作曲家の裁量に委ねられます。ただし無秩序ではなく、多くの場合、対比する複数の性格が並置され、それらが有機的に関連づけられています。演奏では、どこで性格が切り替わるかを見極め、その対比を明確にすることが構造を伝える手段になります。

即興の記録として

ルネサンスやバロックの幻想曲は、即興演奏を書き留めたものに近い性格を持っていました。したがって演奏でも、その場で思いついたかのような自由さが求められます。テンポの揺れや間の取り方に、演奏者の判断が大きく反映される形式です。

演奏のヒント

ピアノ

性格の切り替わりで音色を変えます。同じタッチで通すと構造が見えません。

共通

自由な形式ほど、演奏者が構造を決める必要があります。区切りに印を付けてから練習します。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

モーツァルト 幻想曲 ニ短調 K.397

性格の異なる部分が並置され、対比が構造を作ります。

シューベルト「さすらい人幻想曲」

4部が切れ目なく続き、共通の動機で結ばれます。

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