Fantastico
ファンタスティコ
意味
幻想的な、気まぐれな
解説
夢の中のような、論理を超えた展開。色彩豊かな音色を使い分け、魔法のような世界観を作ります。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
ファンタスティコ
幻想的な、気まぐれな
夢の中のような、論理を超えた展開。色彩豊かな音色を使い分け、魔法のような世界観を作ります。
Fantastico は「幻想的に」。ギリシャ語の phantasia(想像、心に現れるもの)に由来します。
phainein(現れる)を語根とし、phantasia は心に現れる像を意味します。英語の fantasy、phantom も同じ語根です。したがってこの語が指すのは、現実ではなく心に浮かんだものという性質です。
この語根から派生した fantasia は、定型に縛られない自由な構成を持つ楽曲を指す語でもあります。fantastico という指示は、その自由さと同じ方向を向いています。
論理的な進行から外れる性質を求める指示ですが、演奏者が構造を無視してよいという意味ではありません。多くの場合、楽譜自体に予測しにくい転換が書き込まれており、それを唐突なまま生かすことが求められています。
オーケストラ全般
唐突な転換を生かすには、その直前まで通常どおりの流れを保ち、変化の瞬間だけ質を変えます。徐々に予兆を示すと、幻想的な唐突さが薄れます。
ベルリオーズ「幻想交響曲」
フランス語題 Symphonie fantastique の fantastique が fantastico と同じ語根です。固定楽想(イデー・フィクス)が場面ごとに姿を変えて現れる、予測しにくい構成を持つ作品として知られます。