Galant style
ギャラント様式
意味
優雅で軽快な様式
解説
複雑な対位法を排し、明快なメロディと伴奏による「歌うような」心地よさを追求した初期古典派のスタイルです。
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ギャラント様式
優雅で軽快な様式
複雑な対位法を排し、明快なメロディと伴奏による「歌うような」心地よさを追求した初期古典派のスタイルです。
ギャラント様式は、バロックの複雑な対位法から離れ、明快な旋律と単純な伴奏を重んじる18世紀の様式です。
バロック後期の音楽では、複数の声部が対等に絡み合う対位法的な書法が中心にありました。ギャラント様式はこれを避け、1つの旋律を主役とし、残りを伴奏として従属させます。聴き手が旋律を追いやすく、親しみやすいことが重んじられました。学問的な厳密さより、心地よさを優先する方向です。
旋律は短い句に分かれ、区切りが明確です。伴奏は和音を分散させた形が多く、アルベルティ・バスがその代表です。和声の進行は単純で、装飾は旋律の表面に付けられます。バッハの息子たちの世代の作品に、この特徴が現れています。
バロックと古典派のあいだに位置づけられる様式です。ただし明確に区切られた時代ではなく、バロック後期と重なりながら広まりました。ハイドンやモーツァルトの初期の作品にはこの様式の影響が見られ、そこから古典派の書法が発展していきます。
重厚さや厳密さを避ける方向の様式です。旋律を明快に歌わせ、伴奏を軽く保ち、各声部を対等に扱わないことが語に合います。テンポを重くせず、装飾は軽やかに扱います。対位法的な作品と同じ扱いをすると、この様式の性格が消えます。