Galante
ガランテ
意味
ギャラントな、優雅な
解説
上品で親しみやすいロココ風。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
ガランテ
ギャラントな、優雅な
上品で親しみやすいロココ風。
Galante は「優雅な、上品で親しみやすい」。18世紀のギャラント様式を指す語としても用いられます。
18世紀前半から中頃にかけて、バロックの複雑な対位法から離れ、明快な旋律と単純な伴奏を重んじる様式が広まりました。これをギャラント様式(style galant)と呼びます。親しみやすさ、優美さ、軽やかさを重んじ、学問的な厳密さを避ける方向でした。バロックと古典派のあいだに位置づけられる様式です。
古フランス語の galer(楽しむ、浮かれる)に由来する galant から来ています。英語の gallant も同じ語で、こちらは勇敢さと 女性への丁重さの両方を意味します。イタリア語の galante は主に優美さ、上品さを指します。
重厚さや厳密さを避ける方向の様式です。したがって、旋律を明快に歌わせ、伴奏を軽く保ち、対位法的に各声部を対等に扱わないことが語に合います。テンポを重くせず、装飾は軽やかに扱います。
鍵盤楽器
対位法的な均等さを避け、旋律の声部をはっきり歌わせて伴奏を軽く添えることで、ギャラント様式の明快さが出ます。全声部を同じ重みで弾くと、バロック的な響きに戻ってしまいます。
J.C.バッハ「鍵盤協奏曲」作品13第2番
「ロンドンのバッハ」と呼ばれたヨハン・クリスティアンによる、明快な旋律と単純な伴奏を特徴とするギャラント様式の代表的な作品です。