Hausmusik
ハウス・ムズィーク
意味
家庭音楽
解説
プロではない家族や友人が集まり、家庭の居間で楽しむための親密で温かな音楽文化のことです。
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ハウス・ムズィーク
家庭音楽
プロではない家族や友人が集まり、家庭の居間で楽しむための親密で温かな音楽文化のことです。
Hausmusik はドイツ語で「家庭音楽」。家庭で家族や友人が集まって演奏する音楽とその文化を指します。
録音技術が存在しなかった時代、音楽を聴くには演奏するか演奏を聴きに行くしかありませんでした。家庭で楽器を弾き、歌うことは、音楽に接する主要な方法でした。この状況を前提として、家庭で演奏できる規模と難度の作品が多数書かれています。
ピアノ独奏の小品、四手のためのピアノ曲、歌曲、少人数の室内楽が中心です。四手のためのピアノ編曲が多く出版されたのは、交響曲や歌劇を家庭で知る手段だったためです。演奏会場の大音量を前提としないため、抑えた響きで書かれています。
ビーダーマイヤーと呼ばれる時期のドイツ語圏で、この文化が広がりました。市民階層にピアノが普及し、家庭での演奏が日常の一部になりました。シューベルトの作品が友人たちの集まりで演奏された記録があり、その場は後にシューベルティアーデと呼ばれています。
録音と再生の技術が普及すると、音楽を聴くために演奏する必要がなくなりました。これによって家庭音楽の文化は縮小しました。20世紀前半にこの文化の復興が唱えられた動きは、実用音楽の議論と結びついています。