Humoreske
ユーモレスク
意味
ユーモアのある小品
解説
気まぐれで、表情がくるくると変わる楽しげな楽曲。ドヴォルザークの作品が特に有名です。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
ユーモレスク
ユーモアのある小品
気まぐれで、表情がくるくると変わる楽しげな楽曲。ドヴォルザークの作品が特に有名です。
ユモレスケは、気まぐれで表情の変化に富んだ性格の小品を指します。19世紀に用いられた曲種名です。
ラテン語の humor は本来「体液」を意味し、体液の配分が気質を決めるという古い医学説に基づいて「気分、気質」の意味を持つようになりました。英語の humour が「体液」と「ユーモア」の両方の意味を持つのはこのためです。ユモレスケは、この「気分」の変わりやすさを性格とする曲種です。
ドヴォルザークの《ユモレスク》作品101 は8曲からなり、そのうち第7番 変ト長調が単独で広く演奏されます。シューマンにも《フモレスケ》作品20 があり、こちらは20分を超える単一楽章の作品で、性格が大きく異なります。同じ曲種名でも規模と内容に幅があります。
表情が変わることが性格であるため、各部分の性格を明確に区別することが求められます。滑らかにつないでしまうと、気まぐれさが失われます。一方で、単に断片を並べるだけでは全体がまとまりません。切り替えを明確にしながら、全体の流れを保つ扱いになります。
ピアノ
気分の変わりやすさが性格の曲種なので、部分ごとの性格の違いを大げさに演出するより、切り替わりの瞬間をはっきりさせることに集中すると、断片的にならずに気まぐれさが伝わります。
ドヴォルザーク《ユモレスク》作品101 第7番 変ト長調
全8曲から成る作品集のうち、この第7番だけが単独で広く演奏される代表作です。同じ曲種名を持つシューマン《フモレスケ》作品20は20分を超える単一楽章の作品で、規模と内容が大きく異なります。