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音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

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Imitation

模倣

構成 🌐 英語

意味

旋律の一部を別のパートが真似ること

解説

対位法の核。前のパートのアイディアを引き継ぎ、追いかけっこをすることで、楽曲に統一感が生まれます。

模倣は、ある声部が示した旋律の断片を、別の声部が後から繰り返す書法です。対位法の中心的な技法です。

追いかける構造

先行する声部が動機を示し、少し遅れて別の声部が同じ動機を演奏します。この時間差があるため、両者は同時に別の位置を進み、重なりが生じます。模倣は完全に同じ音程で行われる場合もあり、別の高さへ移して行われる場合もあります。応答が5度上や4度下で現れる形が、フーガでは基本になります。

厳密さの程度

音程関係を完全に保つ模倣(厳格模倣)と、輪郭だけを保って音程を変える模倣(自由模倣)があります。カノンは全体が厳格な模倣で構成される形式です。多くの作品では、厳密な模倣と自由な扱いが混在し、必要に応じて使い分けられています。

何のための技法か

同じ素材を各声部が扱うため、作品に統一感が生まれます。同時に、時間差によって声部が独立して動くため、単調にならずに厚みが出ます。統一と多様を同時に得る手段として機能します。

演奏上の要点

模倣が聞き取れることが前提です。したがって、動機が新しく現れる箇所を示す必要があります。ただしすべての声部を等しく強調すると混雑します。いま主導しているのがどの声部かを判断し、そこを前に出す扱いになります。

演奏のヒント

鍵盤楽器

主題を模倣で受け取る声部が入る瞬間は、直前の声部よりわずかに前へ出す意識で弾くと、新しい声部の登場が聴き手に伝わります。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

バッハ「平均律クラヴィーア曲集」第1巻 ハ短調フーガ BWV847

主題(ソプラノ)と、5度上で応答する「応答」(アルト)の関係が明快で、フーガの提示部を学ぶ際の規範として知られます。

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