Inversion
反行(転回)
意味
旋律の上下をひっくり返す
解説
「鏡の中の像」。上がるところを下げ、下げるところを上げる。知性的で新鮮な驚きを与えます。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
反行(転回)
旋律の上下をひっくり返す
「鏡の中の像」。上がるところを下げ、下げるところを上げる。知性的で新鮮な驚きを与えます。
Inversion(反行)は、旋律を構成する音程の上下を反転させる技法。上行していた音程は同じ幅だけ下行させ、下行していた音程は同じ幅だけ上行させる。「鏡に映した旋律」と説明されることがある。
元の旋律である音から次の音へ長3度上がっていたなら、反行形では同じ音から長3度下がる。すべての音程の幅は保存され、向きだけが逆になる。なお、二声の旋律を上下反転する melodic inversion と、二声の役割(上声と下声)を入れ替えられるように書く invertible counterpoint(転回対位法)は、名前は似ているが別の概念である。
シェーンベルクが確立した十二音技法では、音列を原形(Prime)・逆行(Retrograde)・反行(Inversion)・逆行反行(Retrograde Inversion)の4つの基本操作で展開する。反行はそのうちの一つで、これに移調を組み合わせて素材を広げていく。
鍵盤
原形の旋律と反行形を両手で同時に弾くと、フーガなどでの実際の使われ方が体感できます。
バッハ「フーガの技法」
主題の反行形が随所で使われ、対位法の技法として体系的に示されています。