Monody
モノディ
意味
和声伴奏付きの単旋律歌曲
解説
複雑なポリフォニーへの反発から生まれた、旋律と言葉を最も際立たせるスタイル。オペラへの道を開きました。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
モノディ
和声伴奏付きの単旋律歌曲
複雑なポリフォニーへの反発から生まれた、旋律と言葉を最も際立たせるスタイル。オペラへの道を開きました。
モノディは、通奏低音の伴奏を伴う単旋律の独唱歌曲です。多声音楽で歌詞が聞き取りにくくなることへの反発から生まれました。
複数の声部が同時に別の歌詞を歌う多声音楽では、言葉が聞き取れなくなります。モノディでは歌う声を1つにし、その下に和声の土台となる低音を置きます。これによって歌詞が明瞭に伝わり、言葉の抑揚に沿って旋律を作れるようになりました。
ジュリオ・カッチーニの歌曲集『レ・ヌオーヴェ・ムジケ(新しい音楽)』(1602年出版)は、この様式の代表的な作例として知られています。序文には、言葉を語るように歌うことについての説明が付されています。
「モノディ」という語は、17世紀当時の用語ではなく、後世の音楽史記述で用いられるようになった呼び方です。当時は musica recitativa や stile rappresentativo といった語で呼ばれていました。歴史的な用語と後世の分類用語が混在するのは、音楽史の記述でよく起こることです。
声楽
通奏低音の伴奏の上で歌う際は、拍を機械的に刻まず、言葉の自然な間と抑揚に合わせて音の長さを伸縮させることが、この様式の要点です。
カッチーニ「レ・ヌオーヴェ・ムジケ(新しい音楽)」(1602年出版)
序文で言葉を語るように歌う方法を説明した歌曲集で、モノディ様式の代表的な作例とされます。