Mordent
モルデント
意味
隣接する下の音との速い往復
解説
音の開始にアクセントをつける装飾。
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モルデント
隣接する下の音との速い往復
音の開始にアクセントをつける装飾。
Mordent は mordere(噛む)から来た語で、書かれた音と隣接音を素早く1往復する装飾。短く鋭いアクセントとして働きます。
記号が波線だけなら上の音へ往復し、波線に縦線が入っていれば下の音へ往復します。前者を単に mordent(またはプラルトリラー)、後者を inverted mordent と呼ぶ流儀もありますが、用語の使い方は地域や時代で揺れがあります。演奏する版の凡例を確認するのが確実です。
mordent は「噛む」という原義が示すとおり、その音に鋭さを与えるための装飾です。ゆっくり丁寧に弾くと、装飾音符の羅列になってしまいます。3つの音(主音・隣接音・主音)をひとまとまりの発音として、素早く処理するのが基本です。テンポが速い曲では、実質的に単なるアクセントとして聞こえるくらいで構いません。
ピアノ
3音を一つの動作で処理します。指を個別に動かそうとすると間に合いません。
弦楽器
左手だけで作り、弓は一定に保ちます。弓を分けると装飾ではなく別の音になります。
管楽器
運指の往復のみで、タンギングは最初の1回だけ与えます。
バッハ「インヴェンション」
装飾記号の扱いを学ぶ標準的な教材で、mordent が頻出します。