Muted
ミュート
意味
弱音器を使って
解説
弱音器(ミュート)を装着し、音量を抑えると同時に、鼻にかかったような独特のくぐもった音色へと色彩を変化させます。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
ミュート
弱音器を使って
弱音器(ミュート)を装着し、音量を抑えると同時に、鼻にかかったような独特のくぐもった音色へと色彩を変化させます。
Muted は「弱音器を使って」。装着によって音量が下がるだけでなく、音色そのものが変わります。
この指示を「小さく」と読むと、意図の半分を取り落とします。弱音器を付けた音は、倍音の構成が変わって鼻にかかったようなくぐもった響きになります。作曲者が求めているのは多くの場合この音色であり、音量の低下はその副産物です。したがって、装着した上でしっかり鳴らすことが求められる箇所もあります。
muted の区間が終わったら、open(開放)や senza sordino(弱音器なしで)といった指示で解除されます。解除の指示が書かれていない場合でも、楽章の変わり目やセクションの区切りで外すのが自然な箇所があります。
トランペット(プランジャーミュート)
音量を下げることが目的ではなく音色を変えることが目的の場合、プランジャーを手で開閉する動きと喉でうがいをするような「唸り」を組み合わせることで、音量を保ったまま独特の質感を作れます。
デューク・エリントン楽団、バブー・マイリーのプランジャーミュート奏法(1920年代)
ストレートミュートとプランジャーミュート、喉の唸り声を組み合わせた「グロウル」奏法を確立し、「東セントルイス・トゥードルー」(1926年)や「ブラック・アンド・タン・ファンタジー」(1927年)などエリントンの「ジャングル・サウンド」を特徴づけました。この奏法は後継のトランペット奏者たちに受け継がれています。