Neo-classicism
新古典主義
意味
バロックや古典派の様式への回帰
解説
ストラヴィンスキーら。過度な主観性を排し、透明な形式美と節度を取り戻そうとした20世紀の動向です。
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新古典主義
バロックや古典派の様式への回帰
ストラヴィンスキーら。過度な主観性を排し、透明な形式美と節度を取り戻そうとした20世紀の動向です。
新古典主義は、20世紀前半に、バロックや古典派の形式や書法を取り入れた動向です。後期ロマン派の主観性への反動として現れました。
19世紀後半の音楽は、編成が拡大し、感情の表出が前面に出て、形式が自由になっていました。新古典主義はこの方向を反転させ、小規模な編成、明確な形式、抑制された表現を採ります。過去の様式を借りますが、過去の再現を目指したのではなく、当時の語法で書かれています。
ストラヴィンスキーの《プルチネッラ》(1920年)は、18世紀の作品に基づいて書かれ、この転換の起点として扱われます。それ以前の《春の祭典》のような大編成の作品から、明確な形式を持つ作品へ作風が移りました。この時期の作品には、協奏曲、交響曲、ソナタといった古い形式名が用いられています。
古典的な形式や和声の枠を使いながら、その内部では当時の語法が用いられます。予想される和声が外され、リズムが不規則に区切られ、楽器の組み合わせが従来と異なります。したがって聞こえるのは古典派の音楽ではなく、古典的な枠と現代の中身のずれです。このずれ自体が表現になっています。
ヒンデミット、プロコフィエフ、フランスの作曲家たちにも同様の傾向が見られます。ただし「新古典主義」という括りは後からの分類であり、含まれる作曲家の作風は一様ではありません。