Niente
ニエンテ
意味
無、ゼロ
解説
現代音楽などで、音量を完全に無くす、あるいはゼロから始める指示として使われます。
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ニエンテ
無、ゼロ
現代音楽などで、音量を完全に無くす、あるいはゼロから始める指示として使われます。
Niente はイタリア語で「無、何もない」。音量がゼロの状態を指し、現代作品では音の始まりや終わりを規定する指示として用いられます。
ppp が「限りなく小さい」なのに対し、niente は「無い」です。この違いは実際の演奏に影響します。al niente(無になるまで)では、音が完全に消えるまで減衰させ、聞こえなくなった後も動作を続けます。dal niente(無から)では、開始の瞬間を聴き手に悟らせないよう、聞こえない音量から立ち上げます。
niente を扱う演奏では、音が鳴っていない時間も演奏の一部として扱われます。音が消えた瞬間に演奏姿勢を解くと、静寂が断ち切られます。合奏では、指揮者が手を下ろすまで全員が動きません。この静寂の管理ができるかどうかで、作品の印象が大きく変わります。
弦楽器
弓を弦に触れたまま圧をゼロへ近づけます。弓を離す動作は音が完全に消えてから。
管楽器
息を止めるのではなく、量を限りなく減らします。止めると音が切れてしまいます。
ピアノ
自然減衰に任せます。ペダルを離すタイミングが、消える瞬間を決めます。
ノーノ、シャリーノなど現代作品
音と静寂の境界を扱う作品で、niente が構造的に用いられます。