Part
パート
意味
声部、役割
解説
合唱やオーケストラで、特定の楽器や声種が担当する一連の旋律ラインのことです。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
パート
声部、役割
合唱やオーケストラで、特定の楽器や声種が担当する一連の旋律ラインのことです。
パートは、特定の楽器や声種が担当する一連の音の流れです。声部という意味と、その譜面という意味の両方で使われます。
多声音楽では、複数の独立した線が同時に進みます。その1つ1つがパート(声部)です。ソプラノ、アルト、テノール、バスという4声の区分がその代表です。パートは楽器の数とは一致しません。第1ヴァイオリンのパートを10人で演奏することもあり、その場合10人が1つのパートを担います。
各奏者が自分のパートだけを記した譜面をパート譜、全パートを縦に並べた譜面をスコア(総譜)と呼びます。パート譜は読みやすく持ち運べますが、他のパートが何をしているか分かりません。このため、パート譜には他の楽器の旋律の断片(キュー)が書き込まれることがあります。
楽曲の部分を指して part を使う用法もあります(第1部、第2部)。また、ポピュラー音楽では担当楽器そのものを指します。文脈によって指すものが変わる語です。
自分のパートを正確に演奏することは前提ですが、それだけでは全体に寄与しません。自分の線が全体の中でどの役割(旋律、対旋律、和声の充填、低音)を担っているかを把握することで、扱いが決まります。スコアを見て確認することが、この判断の基礎になります。
弦楽器(独立パートの多い編成)
各奏者が独立したパートを担う編成では、セクションとして揃えるのではなく、自分の線が他のパートとどう受け渡されるかを把握し、旋律の断片が自分に来た瞬間に前面へ出す意識を持つと、全体の織りが明確になります。
J.S.バッハ《ブランデンブルク協奏曲第3番》BWV1048
ヴァイオリン3、ヴィオラ3、チェロ3の計9つの独立した弦楽パートに通奏低音を加えた編成で書かれ、旋律の断片が3つの弦楽三重奏のあいだで次々と受け渡される、パートの独立性を際立たせた作品として知られます。