Prima prattica
第一様式
意味
伝統的な厳格対位法
解説
パレストリーナ風の、言葉よりも響きの調和を優先するバロック以前の様式。
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第一様式
伝統的な厳格対位法
パレストリーナ風の、言葉よりも響きの調和を優先するバロック以前の様式。
プリマ・プラティカは「第一の作法」。言葉より響きの調和を優先する伝統的な様式を指し、モンテヴェルディがこの語を用いました。
17世紀初め、理論家ジョヴァンニ・マリア・アルトゥージが、モンテヴェルディのマドリガーレに含まれる不協和音の扱いを規則違反として批判しました。これに対してモンテヴェルディは、自身の『マドリガーレ集第5巻』(1605年)の序文で、2つの作法があるという考えを示しました。伝統的な規則に従う作法をプリマ・プラティカ、言葉の表現を優先する作法をセコンダ・プラティカと呼んで区別したものです。
プリマ・プラティカの模範とされたのは、パレストリーナに代表される16世紀の多声音楽です。不協和音は準備され解決されるという手順を厳格に守り、各声部が滑らかに動きます。この様式は後に対位法教育の規範となり、現在も学習の対象として扱われています。
モンテヴェルディがこの区分を示したのは、新しい作法を正当化するためでした。したがって、2つが中立に並列されているわけではありません。ただし彼はプリマ・プラティカを否定したのではなく、目的が違えば規則も違うと主張しました。この考え方が、音楽の規則が絶対ではないという見方の起点になりました。