Quasi
クァジ
意味
〜のように
解説
「Quasi una fantasia (幻想曲風に)」など、限定的、あるいは比喩的な表現を指示する際に使われます。
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クァジ
〜のように
「Quasi una fantasia (幻想曲風に)」など、限定的、あるいは比喩的な表現を指示する際に使われます。
Quasi はラテン語由来で「〜のように、ほとんど」。単独ではなく、後に続く語と組み合わせて比喩的な指示を作ります。
ラテン語の quam(〜のように)と si(もし)から成り、原義は「あたかも〜であるかのように」です。英語でも quasi- という接頭辞として使われ、「準〜、擬似〜」を意味します。完全にそうではないが、それに近いという含みを持ちます。
quasi una fantasia(幻想曲のように)、quasi recitativo(レチタティーヴォのように)、quasi niente(ほとんど無音で)、quasi cadenza(カデンツァのように)といった形で使われます。ベートーヴェンのピアノソナタ作品27の2曲には、いずれも Sonata quasi una fantasia という副題が付されています。第2番が《月光》として知られる作品です。
quasi が付いているということは、完全にそうではないという留保です。quasi recitativo なら、レチタティーヴォのように自由に扱いながらも、拍節の枠は保つという読みになります。この留保を無視して完全にその様式で演奏すると、指示を超えることになります。