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Recapitulation

再現部

構成 🌐 英語

意味

主題が再び現れるセクション

解説

冒頭の主題が、本来の調性に戻り、納得感と安定を伴って帰結する納得の場面です。

Recapitulation(再現部)は、ソナタ形式の第3部。提示部の主題が戻ってきますが、決定的な違いとして第2主題も主調で現れます。

調の対立が解消される場所

提示部では第1主題が主調、第2主題が別の調にあり、対立していました。再現部ではこの第2主題が主調に引き戻されます。これがソナタ形式の核心です。単なる繰り返しではなく、提示部で開かれた問いがここで閉じられる。演奏でこの意味を意識すると、再現部が「もう一度同じところ」ではなくなります。

同じに聞こえてはいけない

再現部は提示部とよく似た音符が並びますが、聴き手はすでに展開部を経験しています。同じように弾くと、後退したように聞こえてしまいます。展開部で何が起きたかを踏まえ、音色や重みを変えて弾くことで、帰還としての意味が生まれます。とくに第1主題の再登場は、その楽章で最も期待された瞬間の一つです。

推移部の書き換えに注目

提示部の推移部は調を移すためのものでしたが、再現部では調を移す必要がないため、作曲家は書き換えています。ここを見比べると、作曲家が構造をどう考えていたかが分かります。演奏上も、書き換えられた箇所は意図的な変更なので、提示部と同じ扱いにしないよう注意が必要です。

演奏のヒント

共通

提示部と再現部の楽譜を並べ、違う箇所に印を付けてから練習すると、扱いの差が明確になります。

ピアノ

再現部の第1主題は、展開部を経た重みを持たせます。音量ではなく音色の厚みで作ります。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

ベートーヴェン 交響曲第5番 第1楽章

再現部でオーボエの短いカデンツァが挿入され、単なる反復でないことを示します。

モーツァルト ピアノソナタ第16番 ハ長調 K.545 第1楽章

再現部が下属調で始まる変則例として知られています。

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