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Sampling

サンプリング

構成 🌐 英語

意味

過去の音源の一部を利用すること

解説

既存の名演の一部を「引用」し、新たなビートに乗せる手法。ヒップホップの核心的なアイディアです。

サンプリングは、既存の録音の一部を取り出して、新しい作品の素材として用いる手法です。

技術と手法

音の断片を記録し、任意のタイミングや音高で再生できる機器(サンプラー)によって行われます。1980年代に機器が普及し、短い断片を反復させて土台を作る手法が一般化しました。ヒップホップでは、既存の録音から抜き出したドラムの断片や旋律の一部が、楽曲の基礎として用いられます。

引用としての性質

素材が既知の録音である場合、聴き手はそれを認識します。したがってサンプリングは、単に音を借りることではなく、元の文脈を持ち込む操作でもあります。何を引用したかが意味を持つという点で、文学の引用に近い構造があります。

権利をめぐる問題

既存の録音を用いるため、原盤権と著作権の両方が関わります。1990年前後の訴訟を通じて、事前の許諾を得る必要があるという扱いが確立しました。これによって、許諾の費用を負担できるかどうかが制作に影響するようになり、多数の素材を重ねる手法が取りにくくなったと指摘されています。

先行する発想

録音された音を素材とする発想は、1940年代のミュジック・コンクレートに遡ります。技術的な条件と目的は異なりますが、音を記録して加工し構成するという原理は共通しています。

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