Loop
ループ
意味
一定のフレーズを繰り返す
解説
録音したフレーズを何度も再生し、その上に音を重ねていく手法。現代音楽やDJプレイなどで広く使われます。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
ループ
一定のフレーズを繰り返す
録音したフレーズを何度も再生し、その上に音を重ねていく手法。現代音楽やDJプレイなどで広く使われます。
ループは、一定の長さの音を繰り返し再生することです。録音技術によって可能になった手法です。
テープの両端をつないで輪にすると、同じ音が無限に繰り返されます。この物理的な操作が、この語の由来です。テープを用いた初期の実験音楽で用いられ、その後デジタル機器で同じ操作が容易になりました。ライヒの初期のテープ作品も、この手法に基づいています。
同じ音が繰り返されると、聴き手はやがてそれを背景として受け取り、細部に注意が向くようになります。また、繰り返しの単位と拍子が一致していない場合、周期のずれが新しいパターンを生みます。反復そのものが単調さの原因ではなく、そこに何を重ねるかで機能が変わります。
録音したフレーズを再生しながら、その上に新たな音を重ねていく演奏形態があります。1人で複数の層を作れるため、独奏でも多声的な音楽が成立します。ただし最初に録音した層が全体のテンポと長さを固定するため、後から変えることが難しくなります。最初の録音の精度が全体を決めます。
録音・制作
ループの継ぎ目が聞こえないようにするには、波形の切り出し位置を音の立ち上がりや無音部分に合わせると、つなぎ目でのクリック音や不自然な段差を防げます。
ライヒ「イッツ・ゴナ・レイン」(1965年)
街頭で録音した説教師の声のテープループを2台の再生機で同時に鳴らしたところ、機械のわずかな速度差でずれが生じ、それを意図的に利用した作品です。ライヒの位相技法の出発点になりました。