Seventh chord
ななのわおん
意味
七の和音
解説
三和音にさらに3度を積み、根音から7度離れた音を加えた4音の和音。三和音だけの響きに比べて色彩が濃くなり、次の和音へ進みたいという方向性が生まれます。クラシックでは緊張と解決の道具として、ジャズでは基本的な和音として扱われます。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
ななのわおん
七の和音
三和音にさらに3度を積み、根音から7度離れた音を加えた4音の和音。三和音だけの響きに比べて色彩が濃くなり、次の和音へ進みたいという方向性が生まれます。クラシックでは緊張と解決の道具として、ジャズでは基本的な和音として扱われます。
七の和音は、三和音にさらに3度を積み、根音から7度離れた音を加えた4音の和音です。三和音より色彩が濃くなり、次の和音へ進みたいという方向性が生まれます。
根音・第3音・第5音・第7音の4音からなります。ハ長調でドを根音にすればド・ミ・ソ・シです。根音と第7音のあいだが7度離れており、この音程が不協和であるため、和音全体に解決を求める性質が生じます。三和音が安定して留まれるのに対して、七の和音は先へ進む力を持ちます。
土台となる三和音の種類と、第7音が長7度か短7度かの組み合わせで、複数の型が生じます。長三和音+短7度が属七の和音、短三和音+短7度が短七の和音、長三和音+長7度が長七の和音、減三和音+減7度が減七の和音です。それぞれ響きと使われ方が異なります。
第7音は不協和音であるため、古典的な和声法では次の和音で下行して解決するのが原則です。属七の和音のファがミへ下がるのがその例です。この解決を意識せずに弾くと、和音が宙に浮いたまま次へ進んでしまいます。逆に20世紀以降やジャズでは、解決を伴わない七の和音が常態として使われます。
ジャズでは七の和音が基本的な単位として扱われ、三和音のほうがむしろ特殊です。さらに9度・11度・13度を積み重ねた和音も日常的に使われます。クラシックが緊張と解決の道具として扱う和音を、ジャズは色彩そのものとして扱っている点が違います。
鍵盤
4音を同時に押すのではなく、下から積み上げるように順に鳴らすと、和音の色彩の変化がよく分かります。
合奏
7度の音(不協和な音)を担当するパートは、その音が次でどこへ動くかを把握してから弾くと、解決の方向が揃います。
ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」
属七以外の七の和音(長七・短七)が多用され、独特の色彩を作っています。