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音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

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Shakuhachi

尺八

奏法 🌐 日本語

意味

竹製の縦笛

解説

首を振る「ムラ息」などの奏法により、風の音のようなノリから澄んだ高音まで、深い精神性を描きます。

尺八は日本の竹製の縦笛です。指孔は5つしかありませんが、息と首の動きで多様な音程と音色を作ります。

5つの孔で音階を作る

指孔は表に4つ、裏に1つの計5つです。これだけでは半音階を出せないため、孔を半分ふさぐ(メリ)、首を振って歌口への息の角度を変える、といった方法で音程を細かく変えます。首を下に振ると音程が下がり(メリ)、上げると戻ります(カリ)。音程を作る操作が、そのまま音色の変化も伴います。

歌口の構造

管の上端を斜めに切り落とした形で、リードもマウスピースもありません。唇と歌口の位置関係だけで息を切り、音を作ります。この構造のため、息の角度や量のわずかな違いが音に直接現れます。

ムラ息

息を強く吹き込んで雑音成分を含ませる奏法をムラ息と呼びます。風の音のような響きが加わります。これは音を汚すのではなく、表現の一部として用いられます。西洋の管楽器が雑音を排する方向で発達したのに対して、雑音を積極的に扱う点が特徴です。

名前の由来

「一尺八寸」(約54.5センチ)という標準的な長さから、尺八と呼ばれます。ただし長さの異なる管も用いられ、それぞれ基音の高さが違います。

演奏のヒント

尺八

メリ・カリで音程を作る際は、首を振る動作と息の量を同時に変える必要があります。まず首の角度だけで音程がどう変わるかを確認してから、息の強さを一定に保つ練習を重ねると、音程と音色を切り離して操作できるようになります。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

宮城道雄「春の海」(1929年)

箏と尺八の二重奏で、瀬戸内海の鞆の浦の情景を描いた作品です。1929年末、日比谷公会堂で宮城自身と尺八奏者・吉田晴風により初演されました。尺八パートには、メリ・カリによる滑らかな音程の変化が海の波音を思わせる効果として用いられています。

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