Shakuhachi
尺八
意味
竹製の縦笛
解説
首を振る「ムラ息」などの奏法により、風の音のようなノリから澄んだ高音まで、深い精神性を描きます。
1000語以上の音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
尺八
竹製の縦笛
首を振る「ムラ息」などの奏法により、風の音のようなノリから澄んだ高音まで、深い精神性を描きます。
尺八は日本の竹製の縦笛です。指孔は5つしかありませんが、息と首の動きで多様な音程と音色を作ります。
指孔は表に4つ、裏に1つの計5つです。これだけでは半音階を出せないため、孔を半分ふさぐ(メリ)、首を振って歌口への息の角度を変える、といった方法で音程を細かく変えます。首を下に振ると音程が下がり(メリ)、上げると戻ります(カリ)。音程を作る操作が、そのまま音色の変化も伴います。
管の上端を斜めに切り落とした形で、リードもマウスピースもありません。唇と歌口の位置関係だけで息を切り、音を作ります。この構造のため、息の角度や量のわずかな違いが音に直接現れます。
息を強く吹き込んで雑音成分を含ませる奏法をムラ息と呼びます。風の音のような響きが加わります。これは音を汚すのではなく、表現の一部として用いられます。西洋の管楽器が雑音を排する方向で発達したのに対して、雑音を積極的に扱う点が特徴です。
「一尺八寸」(約54.5センチ)という標準的な長さから、尺八と呼ばれます。ただし長さの異なる管も用いられ、それぞれ基音の高さが違います。