Variations
ヴァリエーション(変奏)
意味
主題の変化、変容
解説
一つの主題をリズム、和音、楽器編成などで様々に変化させます。多角的な視点から主題の魅力を引き出します。
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ヴァリエーション(変奏)
主題の変化、変容
一つの主題をリズム、和音、楽器編成などで様々に変化させます。多角的な視点から主題の魅力を引き出します。
変奏は、主題を提示した後、それを様々に変化させて繰り返す形式および技法です。
変奏では、主題のどの要素を保ち、どれを変えるかが選択されます。旋律を保って伴奏を変える、和声を保って旋律を装飾する、リズムだけを保つ、低音を保つといった方法があります。何かが保たれているために、変わった部分が「変奏」として認識されます。すべてを変えれば別の曲になり、何も変えなければ反復です。
各変奏が区切られて並ぶ形が一般的です。ほかに、反復する低音の上で上声部が変化していく形(パッサカリア、シャコンヌ、グラウンド・バス)があり、こちらは区切りが低音の周期と一致します。バロックから現代まで用いられ続けている形式です。
バッハの《ゴルトベルク変奏曲》、ベートーヴェンの《ディアベリ変奏曲》、ブラームスの《ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ》などが、この形式の大規模な作例として挙げられます。単純な主題から長大な作品が構築されることが、この形式の可能性を示しています。
各変奏の性格を明確に区別することと、全体を1つの作品としてまとめることの両方が必要です。個々の変奏を独立に扱うと、断片の羅列になります。逆に均質に扱うと、変奏の意味が失われます。全体の配分を先に設計してから、各変奏の位置を決めることになります。