Vesper
ヴェスペレ(晩課)
構成
🌐 ラテン語
意味
夕べの祈り
解説
日が暮れる頃の静かな典礼音楽。一日の終わりにふさわしい、内省的で穏やかな美しさを携えています。
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ヴェスペレ(晩課)
夕べの祈り
日が暮れる頃の静かな典礼音楽。一日の終わりにふさわしい、内省的で穏やかな美しさを携えています。
晩課(ヴェスペレ)は、キリスト教の時課のうち夕方に行われる祈りです。詩篇とマニフィカトを中心に構成されます。
修道院の生活では1日が複数の祈りの時間に分けられ、それぞれに定められた詩篇や讃歌があります。晩課は日没の頃に行われる祈りで、複数の詩篇と、聖母の賛歌であるマニフィカトを含みます。この構成が、音楽作品としての晩課の骨格になります。
モンテヴェルディの《聖母マリアの夕べの祈り》(1610年出版)が、この形式の代表的な作品として知られています。複数の詩篇とマニフィカトを含み、当時の新しい書法と伝統的な対位法の両方が用いられています。
ラフマニノフの《徹夜祷》が「ヴェスパーズ」と呼ばれることがありますが、これは正確ではありません。この作品は正教会の徹夜祷のための音楽で、晩課と朝課を含むより広い枠組みに属します。慣習的な呼び名が実際の内容と一致しない例です。