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音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

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Viola

ヴィオラ

奏法 🌐 イタリア語

意味

ヴァイオリンより少し大きい弦楽器

解説

渋く落ち着いた、ハスキーな音色。内声部としてハーモニーに厚みと人間味を与えます。

Viola(ヴィオラ)はヴァイオリンより完全5度低く調律される弦楽器で、C・G・D・Aの4弦を持つ。ヴァイオリン属の中で唯一、ハ音記号(アルト記号)を主に使う楽器でもある。

なぜ専用の記号(アルト記号)を使うのか

ヴィオラの音域はヴァイオリン用のト音記号では低すぎ、チェロ用のヘ音記号では高すぎる、ちょうど中間に位置する。この音域を五線の枠内に収めるため、ハ音(ド)を五線の中央に置くハ音記号(アルト記号)が専用に用いられる。

「理想の大きさ」が存在しない楽器

ヴァイオリンやチェロには音響的にほぼ確立された標準寸法があるが、ヴィオラは低い音域に見合う理論上の胴の大きさで作ると人が構えられないほど大きくなってしまう。そのため実際の製作寸法には幅があり、演奏のしやすさと音響上の理想の間で妥協した設計になっている。

演奏のヒント

ヴィオラ

協奏曲の独奏のように技巧を誇示する役割ではなく、オーケストラの中を彷徨う一つの「声」として書かれる場合、周囲との対話を意識し、常に前面に出ようとせず溶け込む瞬間と際立つ瞬間を使い分けることが求められます。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

ベルリオーズ「イタリアのハロルド」作品16(1834年)

ストラディヴァリのヴィオラを手に入れたパガニーニがベルリオーズに依頼して生まれた作品ですが、ベルリオーズはこれを協奏曲ではなく「ヴィオラ助奏付き交響曲」として構想しました。技巧的な見せ場が少ないことに落胆したパガニーニは初演を辞退しましたが、1838年にこの曲を聴いて深く感動し、ベルリオーズにひざまずいて多額の謝礼を贈ったと伝えられています。

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