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音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

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Voicing

ヴォイシング

理論 🌐 英語

意味

和音の音の配置

解説

同じ和音でも、構成音をどの高さにどう配置するかで響きが変わります。音を密集させれば厚く、広く開けば澄んだ響きになります。低音域で3度を狭く重ねると濁りやすいなど、配置には実践的な原則があります。

同じ和音でも、構成音をどの高さにどう配置するかで響きが変わります。この配置のことをヴォイシングと呼びます。

密集と開離

構成音を狭い範囲に詰めた配置を密集配置、広く開いた配置を開離配置と呼びます。密集させれば厚く塊のように、広く開けば澄んで見通しの良い響きになります。同じ4つの音でも、この違いだけで印象が変わります。

低音域で3度を狭く重ねない

低い音域では倍音の間隔が詰まって聞こえるため、そこに3度を狭く重ねると濁ります。実際の書法では、低音域は広く(オクターブや5度)、高音域へ行くほど狭く配置するのが原則です。これは自然倍音列の並び方に対応しており、経験則ではなく物理に基づいた原則です。

最高音が旋律になる

和音の中で最も高い音は、聴き手に旋律として聞こえます。したがって、和音を連ねるときに最高音がどう動くかが、そのまま旋律線になります。和声を選ぶだけでなく、上声部の動きを設計することが必要です。

楽器編成での意味

オーケストラでは、同じ和音を各楽器にどう割り振るかがヴォイシングにあたります。どの楽器がどの音を担当し、どの音域を使うかで、響きの色が決まります。和声の理論だけでは決まらない部分であり、編曲の中心的な作業になります。

演奏のヒント

オーケストラ全般

同じ旋律を別の楽器へ受け渡す際は、音域と音色の違いに応じて周囲の伴奏の厚みも調整すると、受け渡しが唐突にならず、色の変化として聞こえます。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

ラヴェル「ボレロ」

2つの主題を繰り返しながら、フルート・クラリネット・サクソフォーンなど毎回異なる楽器の組み合わせに担当を移すことで、和声はほとんど変えずに色彩だけで変化を作った作品です。

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